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このページの記事目次 (タグ: ラノベ_楽聖少女)

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2012/07/03の日記



楽聖少女」読了。

久しぶりの読書感想。
移転してから読書メーターをサイドバーに張りました。
そこを見ればわかるんですが、ちまちまと読書はしてるんですよ。
どうにも感想書く気にならなかったのですが、今回は久しぶりに書く気になったのでサラっと書いてみます。

著者は杉井光。
杉井光と言えば、自分が大好きな「さよならピアノソナタ」や「神様のメモ帳」です。
本作はその2つの特徴を色濃く受け継いでるというか・・・。
ぶっちゃけると、実質さよならピアノソナタの続編です。
なぜなら主人公であるユキがナオと真冬の子供であることが作中から読み取れるからです。
しかし、両親よりも哲朗の方が掘り下げられていたような・・・。
彼らの名前は出てこないけど、両親が初めて一緒に演奏した曲やピアノソナタ作中で使用された楽曲の作曲者が登場したりします。
クラシックに造詣が深いか、ピアノソナタを読んでるとより楽しめる作品だと思います。

ジャンルとしては音楽を扱った作品と言うべきだろうけど、本作の主人公はあのゲーテ。
普通の高校生である主人公ユキがメフィストフェレスによって19世紀のヨーロッパにゲーテの身体として連れてこられた所から物語がスタートします。
ちなみに自分、“ファウスト”は名前ぐらいしか知らないんですよね・・・。
ゲーテやファウストに詳しい人ならもっと違う見方を出来るのかもしれませんが、自分はユキ=ゲーテの語る物語をそのまま受け止めることしか出来ませんでした。
ユキとしての身体や精神にゲーテの記憶が混在するという状態で物語は進んで行くんですが、あとがき見るとこの設定はよく考えたなー、と。
オチというかユキが連れてこられた理由といい、書きたかった19世紀ヨーロッパの音楽を巧く肉付けしてます。

ユキはある少女と出会いますが・・・彼女の名前はかの有名なベートーヴェン。
ユキが連れてこられた世界は微妙に史実と異なった歴史を持ってるらしいです。
表紙は彼女なんですが・・・なんというか文面だけ見るとまんま神メモのアリスだよね(笑)
ずっと小倉唯ちゃんボイスで脳内再生してましたよ。
芯が強いというか確固たる意思の持ち方や言動といい、ね。
それがニート探偵から音楽家に変わっただけ。
神メモのナルミとのニヤニヤっぷりを知ってる人ならその想像で大体合ってると思う。
アリス以上に色恋沙汰や下ネタが通じないから、恋愛要素が更に薄いぐらいかな。
本作に限らず、杉井光作品はキャラの性格が似てることが多いんだけど、やっぱり読んでいくと受け取る印象は全然違うんだよなぁ。
キャラが似てる=ノリが似てるということで、好きな人なら読みやすいというのは大きいです。

上記の二作と違うのはファンタジー要素がかなり強めなことかな。
最終的に異能バトルチックになりますが・・・やっぱり音楽か文学というのが杉井光らしいかな。
ピアノソナタの熱いセッションを期待してるとちょっと残念かもしれない。
その代わりと言っては何ですが、芸術家達がその強い意志をはき出す場面は熱かった。
語り部がユキということもあり、序盤はもやもやしながら読み進めることになると思いますが、ベートーヴェンの登場やユキの覚醒フラグあたりからは一気に読めてしまった。
物語にぐいぐい引き込む力はさすがですね。

というわけで、今年読んだ作品の中で暫定1位になりました。
シリーズ化すると嬉しいような綺麗に終わってるのでこのままでいいような・・・複雑だ。
杉井光はほぼ作家買いに近いので補正があるのは否定出来ないけど、杉井光を読んだことがある人はいつもの杉井光節を。
杉井光を読んだことない人は現時点での集大成とも言うべき、これが杉井光だ!という本作はオススメです。

120704追記。
言ってる側から9月の電撃新刊発表→◆楽聖少女2 著/杉井 光 イラスト/岸田メル
いやっほう!
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