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2010/06/04の日記

●日記

あんまり長くならない程度に「劇場版“文学少女”」と
元となった「“文学少女”と慟哭の巡礼者」を比較したいと思います。
原作と劇場版両方のネタバレになるので、久しぶりに追記を活用してみます。
特に原作を読んでない方はスルー推奨。
基本的には「巡礼者」の一部シーンをカットし変更を加えたが本編で
プロローグに“文学少女”という作品の導入のような部分。
エピローグに同作本編にあるエピローグを追加したような構成になってます。
劇場版は一度しか見てないので、完全な比較は別の人にお任せしますが
「巡礼者」を読み返してカットされた部分を抜き出してみます。


・芥川君との殴り合い

これはシナリオの流れ的にも入れても良かったと思う。

・美羽のアレ

まぁ、無いなら無いで。
同じように心葉母との確執のような表現も殆どカット。
金魚に洗剤も無かった気がするし、過激な行動は緩和されてますね。

・千愛と流人の出番

両者共に原作の1巻や2巻でキャラが立つキャラだし
そのキャラ立ちを抜きに本来の出番をこなせないのでカットは妥当かな。
愛生さんの千愛を楽しみにしていた自分はかなりしょんぼりですけど。
流人なんて電話の取り次ぎしかしてないぜ!
千愛の心葉を見る目もただの先輩のような感じに変更されてるし
図書委員であるななせはともかく、他のキャラとの面識はあまり無さそう。

おかげで屋上から美羽が事故に遭う流れの千愛はカットだし
精神崩壊寸前にもなってないので、プラネタリウムの出番もカット。
「道化」の話が大前提なのでしょうがないですね。
プラネタリウムの演出がこじんまりしたものになったのだけが残念。
各キャラが“ほんとうのさいわい”を語るシーンは好きだったんですけどね。

・井上ミウの初稿

「神に臨む作家」への伏線になってる部分で
遠子先輩の秘密の一部分でもあります。
「神に臨む作家」をすっ飛ばしてるので勿論カット。

・「巡礼者」エピローグの美羽の独白

共に全体的に原作で太字になってる部分がカットされる傾向に。
美羽の心情をちゃんと把握出来る部分で、こうなった過程の裏側がわかるシーンです。
まぁ、プラネタリウムの終わりが綺麗だったので
劇場版の終わりに繋げるなら無くて良かった部分ですね。


こうしてみると「巡礼者」の部分に関して言うなら
カットされた部分は尺を考えれば当然の部分だし
未読者向けにわかりやすい内容になってると思います。
唯一わかりにくかった部分は恋愛絡みの描写じゃないかなぁ。

ななせに関して言えば、劇場版の設定だと付き合ってはいなさそう?
ツン部分がほぼ無いし、単に心葉に恋する少女として描かれています。
心葉のために色々がんばったけど、最終的には選ばれなかっただけで。
この点は原作よりもマシな待遇にはなってるかな。
美羽は心葉のトラウマがそのまま美羽への想いにもなってるので
積み重なってるものが無いと多少わかりづらいものの
心葉と美羽が両想いだったのは事実なので行動は理解出来るかと。
心葉も「好きだっ“た”」と告白してるので想いは完結してることはわかるしね。

問題は遠子先輩ですよね。
「巡礼者」部分では必要以上に距離が近い部分はあったものの
基本的には良い先輩かつアドバイザーという立ち位置で
「巡礼者」のメインはやっぱり心葉と美羽なんです。
心葉の行動に遠子先輩への想いは確かにあったものの
病室でのやりとりといい、未読者からすれば
どう見ても心葉が好きなのは美羽にしか見えなかったと思います。
遠子先輩視点から見ても、心葉を異性として好きという描写は弱かったしね。

ところがどっこい、プラネタリウムのラストから遠子先輩への実質的な告白ですよ。
本来なら二人の想いは2年かけて積み重なってきたもの。
単純に「好き」という想いなら、遠子先輩から心葉へはそれ以上の歳月です。
木蓮の下のシーン、どんな想いで遠子先輩は心葉を待っていたか。
その部分が語られる「神に臨む作家」の遠子先輩の手紙はないので
「“文学少女”だから」と言う理由で2人が別れるのも納得できなかった人は多そうだ。

ただ、限られた時間で精一杯物語をまとめようとした努力は見て取れた。
感情的なものを除けば、綺麗な物語のような結末だしね。
エピローグは千愛と流人がラブラブだったりとファンサービスに近いけど
そして何年後というエピローグはよくあるものだし
紆余曲折はともかくとして、再会出来たというラストは原作と同じで良かったです。


総括。
個人的には「巡礼者」の映画化としては、「巡礼者」の部分は改変も巧く良い出来です。
2時間弱という尺の中で、未読者にも一部以外はわかりやすく収まったんじゃないかな。
「“文学少女”」の映画化としては賛否両論だと思います。
未読者は登場人物が一部誰やねん状態なのと心葉の選択の理由。
既読者はエピローグへの繋がりの部分が不満な方が多い模様。
個人的には、良い部分・悪い部分引っくるめてアリなんですけどね。

しかし、本音を言うならTVアニメでじっくりやって欲しかった・・・。
2クールで8巻分は厳しいだろうから、「神に臨む作家」だけ映画とかさ。
それか「空の境界」のように映画で何作かとかに分けてとか。
このラノ2009年1位の作品の映像化がこれだけじゃ勿体ないので
何かしらの展開があって欲しいなぁ。

・・・あれ、想像してた以上に長文になった件について。
書きたいことがどんどん浮かんでくるので
今でも“文学少女”が大好きなんだと再確認させられました。
未読者でこれを読んでる人は少ないと思うけど
呼んでない方は是非読んで欲しいシリーズです。
映画を見てこれを読んだ人は特に!
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